システムエンジニアの子育て

子育てや、仕事、日々の生活で感じたことを発信していきます。

奇跡の猫の話

実家では多くの猫を飼っていました。

全盛期では7匹いたと思います。

そんな中で、ずば抜けて頭が良かった奇跡の猫の話をしたいと思います。

エピソード1.ドア開け

これは意外と多くの猫ができるのかもしれません。 

テレビの猫動画でもたまに見かけます。

 

実家のドアはレバータイプのドアノブでした。

こういうタイプのドアノブです。

このタイプのドアであれば完全に閉じられている状態でも開けることが可能でした。

ドアを開くには「押すケース」と「引くケース」があると思いますが、どちらでも開けることが可能でした。

どのように開けるかというと、

押すケース

1.ドアノブにジャンプ

2.ドアノブが体重で押される

3.ドアが開く(場合によっては半開きなのでドアに突進して開ける)

 

引くケース

1.ドアノブにジャンプ

2.半開きになるまで繰り返す

3.半開きになったらドアの横に手を入れて引く

で開けていました。

押すケースについては、この方法をみたその他猫もマネするようになりました。

ただ、ドアの前でジャンプすれば開くと思っている猫もいて、ひたすらドアの前でジャンプを繰り返している光景が微笑ましかったです。

 

また、引くケースでドアノブ付近まで高さがあるものがドアの近くにあると、

1.同じ高さのものに登る

2.手でドアノブを押す

3.手でドアノブを引いて開ける

ということも学習していました。

恐ろしいです。

 

エピソード2.外から施錠されたドア開け

正直、?だと思います。

私も母から

「外から鍵をかけても猫が部屋から出てくる」

という話を聞いて、

「そんなわけあるか、鍵をかけ忘れていたんだろ」

と信じていませんでした。

 

実家では母が家で仕事をしており、来客することが多々ありました。

そのため、来客中に猫が出てこられないように、エピソード1のドアにホームセンターで購入した外から施錠できる鍵を取り付けていました。

このような鍵です。

 

そんなある日、ついに衝撃な瞬間を目にしました。

 

いつも通り、外から施錠した部屋に猫を入れていました。

私は別の部屋にいたのですが、施錠した部屋の方から鍵を開けた「カシャン」という音が聞こえてきました。

不審に思った私は施錠された部屋にいってみると、なんとドアが開いており中から猫が出てきていました。

どうやら母が言ってた話は嘘ではなかったようです。

衝撃を受けた私はどうやって開けたのかを確認したく、再度猫を部屋に入れ外から鍵を施錠してみました。

しばらく外から様子を伺っていると、その時はやってきました。

(猫からすると押すタイプのドアです)

 

1.いつも通りドアノブにジャンプ

2.ドアがロックしない状態で微妙に半開きになる、ドアノブによるロックは解除されている。しかしまだ鍵でドア自体はロックされている状態

(簡易的な鍵なので、鍵だけだとドアは完全にはしまった状態にならない)

3.ドアの下側にタックルし続けて体重をかけ、ドアを下から上に向けて斜めの状態にして維持する

4.ドアを爪でひっかき、ドアに振動を与え続ける

5.この状態を継続することで、振動と斜めになったドアにより施錠してある鍵は徐々に上に上がっていき、鍵が開く

6.脱走!

という流れでした。

 

末恐ろしい猫です・・・

この偉業は他の猫はマネできませんでした。

 

エピソード3 奇跡の生還

ある日この猫が脱走しました。

数日間、周辺を探しましたが一向に見つかることなく数日が過ぎていきました。

前にも高齢猫が脱走して戻ってこなかったことがあったため、高齢だったし死期を見られたくないため脱走したのかもと感じるようになっていきました。

 

1ヶ月ほど経過したある日、妹が友人から

「最近知らない猫が我が家に居座っている」

という話を聞いたそうです。

その時はそうなのか程度しか思っていなかったようです。

 

その後、妹が友人の家に遊びに言った時に衝撃の光景を見たとのことです。

その時の会話が以下の内容だったとのことです。

友人「この猫が最近我が家に居座っている薄毛ちゃん(毛の色が薄い黒色)」

妹「あれ、この猫脱走した猫に似ている」

妹「・・・この猫うちの猫なんだけど」

友人「え?」

という流れだったようです。

 

気づいたら友人宅で飼っていた猫の餌を勝手に食べていたようです。

随分痩せていたようなので、相当お腹を空かしていたのでしょう。

ちなみに実家から妹の友人の家までは5kmほど離れています。

どうやってたどり着いたのか謎ですが、その後実家に強制送還されました。

 

最後の日

実家を出て数日経過したある日、猫の様子がおかしいと母から連絡を受け実家に駆けつけました。

実家ついて猫の様子を見てみると、物陰に隠れていました。

物陰から出してみても、フラフラになって歩いて物陰に隠れてしまう状態でした。

 

見るからに死期が近い様子でした。

 

私が、

「見られたくないだろうから見ないでおいてあげよう」

と母に伝えても母はその場を動きませんでした。

 

その数時間後、別室にいた私のもとに、母の泣き声と「死んじゃった」という言葉が聞こえてきました。

物陰でひっそりと息を引き取ったようです

私も気づいたら泣いていました。

妹も実家に駆けつけて、その光景を見て泣いていました。

 

齢17歳でした。

 

 

最後に

昔の写真を見ていたら、ふと思い出したので書いてみました。

この猫のドア開けは、実家にいる猫たちに引き継がれています。

他の猫たちのこともそのうち書くかもしれません。